2021年、パンデミックは人道的ニーズの急増を扇動する

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国連人道問題調整事務所によると、今年はCOVID-19により、支援の必要性が前例のないレベルにまで膨れ上がっており、2021年には驚異的な2億3500万人が支援を必要とすると予測しています。

これは、新型コロナウイルスのパンデミックと、紛争、強制移住、地球温暖化の影響などの地球規模の問題の結果です。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、2021年に支援を必要とする人々の数が今年と比較して40%増加すると予想しています – これは、コロナウイルスの発生などによってもたらされた痛み、苦難、苦悩、そしてその他の問題が、ワクチンへの期待が高まる中でも、さらに悪化する可能性がある兆候です。

OCHAは、最新の年次世界人道概況で予測を行い、困窮しているこれらの人々の16000万人に到達するという希望は350億ドルかかると述べました。これは、ドナーが今年これまで国際人道対応として提供した最高額である170億ドルの倍以上です – 満たされないことはほぼ確実な目標額です。

「私たちが描くこの年の展望は、これまでに提示した人道的ニーズについての最も厳しく暗いものです。これは、パンデミックが地球上で最もダメージを受けやすく脆弱な国々で大虐殺を起こしたためです」とOCHAを率いるマーク・ローコック人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整は述べました。

「1990年代以来初めて、極度の貧困が増加し、平均余命が低下し、HIV、結核、マラリアによる年間死亡者数が2倍になるでしょう」と彼は言いました。「私たちは、飢餓に直面している人々の数がほぼ倍増することを心配しています」

ローコック氏は、国連アピールは、おそらく年末までに昨年より20億ドルさらに多い –  史上最高額の200億ドルを募ると考えていますが、ニーズと資金調達の間の隙間が拡大しており、国連は米国次期大統領ジョー・バイデンの新政権を含め2021年に舞台に登場する「新規プレイヤー」に目を向けているとニューヨークでの世界人道概況の国連ブリーフィングで語りました。

国連は困窮している人々の約3分の2に到達することを目指しており、残りの人々は赤十字や他の人道組織が対応しようとしている状態であるとローコック氏は説明しました。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、COVID-19パンデミックの影響が悪化し続けると同時に、人道援助予算は今悲惨な不足に直面しており、極度の貧困が一世代ぶりに初めて上昇していると述べました。

「世界の隅々まであらゆる国の人々の生活は、パンデミックの影響によってひっくり返された」と彼はビデオ声明で言いました。「すでに崖っ淵に立たされている人々は、食料価格の上昇、所得の減少、中断されたワクチン接種プログラム、学校の閉鎖により、極度に厳しく打ちのめされている」

世界人道概況は世界の人道的ニーズの最も包括的な外観の1つとして発表されており、合計56の「脆弱な」国に対する約30の個別の対応計画をまとめています。

ローコック氏は、最大の問題は、現在「大規模な飢饉」の危険性があるイエメンであり、その最大の理由は、過去の主要なドナーがいた湾岸諸国からの資金不足が援助の削減とクリニックの閉鎖のに繋がっていることだと語りました。

彼は、最大の財政的要請はシリア危機と、9年以上の紛争から逃れるために何百万人ものシリア人が避難してきた近隣諸国へのシリア危機の波及効果であると述べました。

OCHAによると、援助を必要としている他の国はアフガニスタン、コンゴ、ハイチ、ナイジェリア、南スーダン、ウクライナ、ベネズエラを含みます。今年のリストに加わった新参国は、過激派の活動が北に増加しているモザンビーク、そしてパキスタン、ジンバブエです。

ローコック氏は、パンデミックではなく、経済的打撃が人道的ニーズに最大の影響を及ぼしていると述べました。

「これらのすべてが、最貧国で最も貧しい人々を最も厳しく襲っている」「最貧困者にとって、パンデミックの余波は長く厳しいものになるだろう」

ローコック氏は、世界は明確な選択に直面していると世界人道概況の発表においてニューヨークから遠隔で語りました。

「2021年を大逆転の年にすることが可能だ – 40年の進歩を台無しにするか – あるいは、協力してこのパンデミックから抜け出すことが可能だ」


Original source: The Independent

Image credit: Michele Cattani, OCHA

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