二酸化炭素濃度、過去80万年で最高レベル

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例え人類が「今日現在の濃度において温室ガスを止めたとしても、今後20年から100年の間大気は暖まり続けるだろう」と米国大洋大気庁(NOAA)の海洋学者が警告 – Common Dreamsのジェシカ・コーベットが書いています。


世界中で最高気温の記録が破られ、カリフォルニアから北極まで野火が荒れ狂うなか、「最高80万年の過去まで遡った現代の大気測定記録および氷床コアの記録において」地球の大気の二酸化炭素濃度が最高レベルに達したことを、世界の科学者500人が認めました。

最も重要な上昇は、二酸化炭素(CO2)の世界平均でした - 前年から2.2パーツ・パー・ミリオン多い405.0パーツ・パー・ミリオン(ppm)- その他の主要な温暖化ガス、メタン(CH4)および亜鉛化窒素(N2O)もまた、最近発表された気象現状2017(pdf)によると「最高記録」に達しました。

それらの割合を考慮すると、シアトルにある米国大洋大気庁(NOAA)の太平洋海洋環境研究所の海洋学者グレッグ・ジョンソンは、例え、人類が「今日、現在の濃度において温室ガスを止めたとしても、それでも、今後20年から100年の間大気は暖まり続けるだろう」と警告しました。

NOAAによって監修されアメリカ気象学会報告書の特別補足版として発刊された - 332ページにわたる報告書はまた、2017年は、最高気温を記録した3つの年のなかのひとつであり、18世紀に科学者が観測を始めて以来のエル・ニーノではない最も温暖な年でした。しかしながら、先週末発表されたNOAAのデータは、2018年が記録を更新することを示しています。

その報告書は、世界の多くの陸地および海洋全体で「平均よりかなり温暖な状態」が、3年間の「前例のない」サンゴの白化現象、「残りの世界の2倍の速さで温暖化している」北極園、急速に溶ける氷河および氷床、そして「大西洋海盆の大変活発な状態」を反映した - ハリケーン・アーマやハリケーン・マリアなど - 破壊的な熱帯豪風雨をどのように意味しているかについて詳細をあげています。

その地域的分析のなかで、「10億ドル以上の損害を各々にもたらした16の気候事象や気象現象によって米国は打撃を与えられました。1980年に記録が開始されて以来そのようなケースが最高数に至った10億万ドルの大惨事に関して、2017年は2011年に共通しています。この総計に含まれるのは、アメリカ西部の野火の季節およびハリケーン・ハーヴィ、マリア、アーマです。2017年のアメリカのトルネード活動は、1400のトルネードの確認を持って2011年以来平均を上回りました。

報告書はまた、2017年の世界の注目すべき異常気象や気候事象を浮き彫りにした地図を特集しています。アルジェンティーナおよびウルグアイ双方が記録上最も温暖な年を経験するかたわら、ロシアは記録上2番目に多い雨量を経験し、アラスカの5つか6つの観測所は永久凍土層の最高気温を記録しました。

永久凍土層は、永久凍結し大量の二酸化炭素およびメタンを含んだ土、岩または流送土砂の層です。「世界のサーモスタットが上昇すると同時に、炭素を貯蔵するよりむしろ永久凍土層が地球を熱する排出の相当な源となり得る」と、気候科学者はますます懸念を増しています


Original source: Common Dreams

Image credit: American Metereological Society

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